フィットネス業界の会社に転職(就職)を考えている方に、効率よく情報収集をしていただくために役立つ情報を提供します。

フィットネス業界の今後の動向と将来性

はじめに

この記事は、フィットネス業界への転職(就職)を考えている方に、業界の今後の動向と将来性について知っておくべきことを書いています。

フィットネス業界に限らず、転職先を選ぶときに重要なのは今後に「将来性のある会社」かどうかということ。10年後に成長、発展して業績の拡大が見込める「将来性のある会社」かどうかを見極めるため、その会社の主な事業が属する「業界」の動向をおさえておきましょう。

フィットネス業界とは

「フィットネス」とは健康のための運動を意味し、「業界」とは同じような事業(仕事)の会社を「○○業界」のように、ひとまとめにするときに使います。
「フィットネス業界」とは、健康のための運動に関連するサービスを提供する、様々な会社のことです。

フィットネス業界の現状

10年前のフィットネス業界はジムやプール、エアロビクススタジオなどの「運動する場所(施設)」や、インストラクターによる「運動の効果的な方法」を提供するフィットネスクラブを運営をする会社が主流でしたが、いま大きな変革期をむかえています。
ここ数年で急成長している専門性に特化した「新しい業態」を展開する新鋭の会社と総合フィットネスクラブを運営する大手企業の激しい競争が始まっており、今後の動向が注目されます。

新しい業態の急拡大

最新のフィットネス業界のトレンドは、「健康」「ダイエット」「ボディデザイン」「身体の機能向上」「癒し」などユーザーの「目的」や「生活スタイル」にあわせて、業態が多様化しています。

たとえばライザップの「成果志向ジム」エニタイムの「24時間営業ジム」カーブスの「女性専用ジム」LAVAの「女性専用ホットヨガスタジオ」などは、これまで定番の総合フィットネスクラブには無い専門性に特化した「新しい業態」がヒットし、店舗数、会員数を増やし急拡大が今後も続くことが予想されます。

専門性に特化した業態例

業態 ブランド(会社名)
成果志向パーソナルジム ライザップ(RIZAPグループ株式会社)
24時間営業ジム エニタイム(株式会社Fast Fitness Japan)
ジョイフィット(株式会社ウェルネスフロンティア)
ファストジム24(株式会社ティップネス)
女性専用ジム

カーブス(株式会社カーブスジャパン)

女性専用ヨガスタジオ

LAVA(株式会社LAVA International )
CALDO(株式会社INSPA)

高齢者介護予防ジム

元氣ジム(株式会社ルネサンス)
ジョイリハ(株式会社ウェルネスフロンティア)

エンタテインメント

b-monster 暗闇フィットネス(b-monster株式会社 )
FEELCYCLE 暗闇バイク(株式会社FEEL CONNECTION )

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総合フィットネスクラブの革新

また、総合フィットネスクラブについても新鋭の会社に負けじと、以下のような新技術のマシン導入リノベーションによる施設環境の充実などにより、会員数を増やし業績を伸ばしています。

  • インターネット接続されたモニター画面付きのランニングマシンやバイクで、ネットサーフィンや動画、テレビを見ながらトレーニング
  • 多目的スタジオで人気インストラクターの等身大の映像レッスン
  • VR(バーチャルリアリティ)を使ったバイクレッスン
  • 施設をリニューアルしてデザイン性、快適性を高めた空間演出
  • 館内の休憩スペースに居心地のよいカフェ併設

高齢者事業の拡大

大手フィットネスクラブは、これまで健康で運動ができる人だけを対象にしていましたが、今後の超高齢化社会に向けて介護予防の事業への参入が始まっています。「介護が必要な高齢者」を対象に加え「運動」中心のサービスから「健康サービス」として、今後はさらなる事業拡大を目指しています。

フィットネス業界の今後の動向と転職

業界全体の今後の動向

帝国データバンクの2018年発表の調査によれば、フィットネスクラブ経営を主業とする企業の2017年度売上高合計は、対前年度比4%増の5968億円となり、7年連続増収、この額は過去10年間で最高でした。

今後も、健康志向の高まり、IT技術の発達、などフィットネス業界は今後さらに大きく成長することが見込まれます。

ブラック企業の存在と転職のハードル

しかし、フィットネス業界内での競争は年々激しさを増していて、全ての会社が順風満帆ではありません。経営状態が厳しい会社も存在し、いわゆる「ブラック企業」も存在しますので、転職(就職)する会社を選ぶ際には事前にしっかりとしたリサーチが必要です。

急激に成長している会社は、社内の制度やルールなどの仕組みが事業の拡大スピードに追いつかない状況になりがちです。このような会社は転職(就職)のハードルは比較的低いですが、基本給+成果給のような成果主義の給料制度が多く見られます常に忙しい状態が続き、休みがとりにくいなどワークライフバランスが安定しにくいですが、会社の成長に大きく貢献できるチャンスが多くあります将来は経営幹部になることもありえますので、ベンチャー企業で活躍したいような方におすすめです。

大手フィットネスクラブを運営する会社は、経営母体が大きく社内の制度や仕組みが安定しているため、独自の専門教育やキャリアアップ制度が充実していて、安定した給料体系が魅力です。今後の「働き方改革」により残業制限や計画有給の義務化など働く環境はさらに改善されます。
大手の会社は、今後は働く人の専門性の高い能力や生産性がこれまで以上に求められるようになり、転職(就職)のハードルは上がります将来は任された仕事を着実にこなし、組織のリーダーとして活躍したい人におすすめです。

まとめ

フィットネス業界の今後の動向や将来性をみると、転職の需要は、今後ますます伸びていくことが予測されますが、厳しい競争を乗り越える覚悟が必要です。スポーツが好き、体を動かすことが好き、好きなことを仕事にできる、といった志望動機だけで転職するよりも、ビジネスとしてお金をもらう価値のある「健康サービス」を提供できるプロフェッショナルになる!という志と決意をもって挑んだ人ほど転職が成功する時代になってくると思われます。